豚インフルエンザパニックが日本においても現実のものとなりつつあります。
世界保健機関(WHO)は同問題にかかる緊急委員会を開催し、ついに恐怖の「フェーズ4(世界警戒水準4)」を発令しました。
フェーズ4」の発令は、人から人へ感染する新型インフルエンザの誕生を意味する為、爆発的な感染拡大につながる可能性をも示唆するものです。
ここ数年、政府は新型インフルエンザ対策をそれなりにやってきましたが、備蓄したプレパンデミック(大流行前)ワクチンはあくまでも鳥インフルエンザを想定して用意されたものであり、ほとんど効かないと見たほうがいいでしょう。
今後、新型インフルエンザ対策は大きく変更する必要があるのですが、もしこのままの勢いで豚インフルエンザがパンデミックの事態を迎えたら、政府にできる事は少ないのではないでしょうか。
政府は、鳥インフルエンザ「H5N1型」由来の新型インフルエンザでパンデミックが発生した場合、日本でも約3200万人が罹患し、最大で約64万人が死亡する可能性があると想定していた為、「H5N1型」に対するワクチンの製造・備蓄は進めていました。
しかし、このワクチンもH5N1型以外のウイルスには無効とされており「今回の豚インフルエンザは、政府にとって、まさにその『想定外の事態』なのです。
ウイルスの型が違っても、ある程度は効果が見込めるとされてきたのがタミフル、リレンザ等の抗インフルエンザ薬。
政府はこの備蓄も進めていましたが、「近年、タミフルの効かないウイルスが現れて信頼が揺らいでいた上に、豚インフルエンザにどの程度効くのか不安視する声も出始めています。
仮に効果が望めるとしても、日本の備蓄は3380万人分しかなく、日本人全員に配るにはほど遠い」という状態です。
そもそも日本の新型インフルエンザ対策は大きく遅れていたのです。
政府の対応もお粗末で尚且つ今から対応するには期間が短すぎる為、これまでの政府見通しである『日本全国で最大64万人の死者』という数値も上方修正されるかもしれません。

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