2009年4月29日水曜日

鳥インフルエンザに関する最新情報

いま発生が懸念されている鳥インフルエンザは鳥類の中で流行している鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が変異したタイプの新型インフルエンザです。
このH5N1型のウイルスは「強毒型」と呼ばれ極めて毒性が強く、家禽類、例えばニワトリなら1~2日でほぼ100%死に至らしめます(家禽ペストとも呼ばれます)。
わが国では京都府(2004年)や宮崎県(2007年)で起きた鳥インフルエンザ事件(養鶏の大量死)がこれに該当し、私たちの記憶に新しいところです。
これらは迅速な対応により感染拡大させることなく終息しましたが、、最近では新たに東北、北海道で渡り鳥の感染事例が報道されました。
鳥インフルエンザは現在世界中に拡大する一方で、鳥の世界だけでなく人への感染事例が報告されています。
感染した鳥を素手で触ったり、感染死亡した鳥の羽をむしったりすることで大量のウイルスを吸い込み感染したものと考えられています。
現段階ではこのウイルスは鳥から人へのまれな感染事例にとどまっており人から人へと感染が拡がりはじめたという状況にはありません。
しかし、これが人から人へ効率よく感染するよう変異を遂げたとき、新型インフルエンザの発生となるのです。
WHOをはじめとして、多くの専門家たちは、この新型インフルエンザが発生するのは「起きるかどうか」ではなく「いつ起きるか」だと考えています。

2009年4月28日火曜日

■新型インフルエンザの基礎知識~人類を脅かす恐ろしい感染症

新型インフルエンザは通常のインフルエンザとはまったく違うタイプのインフルエンザです。
新型インフルエンザとは動物のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で増えることができるように変化して人から人へと効率よく感染できるようになったもので、このウイルスに感染して起こる疾患が「新型インフルエンザ」です。
この新しいウイルスがいつ出現するのかは誰にも予測することはできませんが、人類にとって未知のウイルスであり誰も免疫を持っていないので容易に人から人へ感染して拡がり、急速な勢いで世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。
このような新型インフルエンザは、20世紀の間に3回発生しましたが、いずれも世界的に大流行し、時に多くの死亡者を出しました。
新型インフルエンザは、これまで10年から40年の周期で発生しており、いままさに次の新型インフルエンザが発生する可能性が高いとしてWHO(世界保健機構)などから警告が発せられています。
今後新型インフルエンザが流行した場合に、どのくらいの被害が発生するかについて、国では日本の人口の約1/4が感染し、医療機関を受診する患者数は最大2500万人、死亡者は最大64万人になると想定しています。しかし、最近の厚生労働省の発表では、これは過去のデータを基に推計したものであり、今後発生が懸念されている新型インフルエンザウイルスがどの程度の感染力や病原性を持つかは不明であることから被害が想定を上回る可能性もあるとしています。